馬肉の恨み

私はお肉が大好きです。

 

美味しいお肉に出逢えたら、幸せな余韻に数日は浸れるくらい大好きです。

 

もちろん焼き加減はレア。

イタリア語ではAl sangue

(直訳しちゃうと、血まみれな状態で、みたいな感じ笑 違うかな笑)

なんだったら生でいい。

とにかくお肉大好き。

 

今日は友人オススメの馬肉専門の肉屋さんで馬肉のフィレを購入しました。

 

しめて13ユーロのちょっとした贅沢😘

 

ウキウキで家路に着きました。

付け合わせにサラダとピューレ。

 

あとはお肉焼くだけ〜

 

そこに主人登場!

 

そう。お肉を焼くのは男性のお仕事ですね〜とわたしもご機嫌ご機嫌😁🎊

見守っていると、まず、グリル用の鉄板を煙が出るまで熱々に熱っする。

 

なるほどなるほど。うん。いいね〜👍

 

そこにお肉ちゃん登場。

 

全員綺麗に並べびました💓

 

『わたしレアね!レアだよ!🤡』

 

すると、 お肉ちゃんたちが血をお肉の表面に集め出し、ツヤツヤしてきました☺

 

うん。いい感じ🙆

 

『よし。ひっくりかえすよ〜。菜箸でいいかな?』

 

すると主人、『まだ。あと4分待つんだよ。』と、タイマーセット。

 

は?は?もう色がかなり変わってるのにここから4分?はー?!

 

わたしは騒ぎだしました!

『レアが好きなの!やだ!お肉が死んじゃう!ほら、ほら、死に向かってる!やだーやだー!レアがいいー!』

 

『肉はもう死んでるよ。何言ってんの。馬肉はこう焼くの。僕を信じて。』

 

『うそだうそだ、そうやってイタリア人はわたしがレアでって言ってもミディアム、いやウェルダンで出してくるんだ!いつもそうなんだー!うぉー!!』

 

『はいはい。うるさいからサラミでも切ってて。』

 

とサラミ切らされる私🤐

 

その間に、お肉がひっくり返され、さらにタイマーはまた4分…。

 

絶対死んだ、、、私のお肉ちゃんたち、、、

 

いや、、

一度くらいは信じてみようっ。私が選んだ旦那じゃないかっ。もしかしたらミラクルが待っているかもしれないっ!信じよう!!

 

やっとこさ焼き終わり、お皿に並びましたお肉ちゃん。

 

すかさず

『あと4分、休ませまーす。』

 

はぁ?…

 

沈黙…

 

 

4分後、

お肉を焼き出して12分後、

 

最後の望みを捨てず、お肉にカットイン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思いっきりベンコットやないかーい!!😡😡😡

 

つまりウェルダン!

 

むきゃー!!

やっぱりー!!

 

わたしのお肉ちゃーん!!

 

お肉ちゃんメインの食事で、お肉ちゃんが私好みの焼き加減で食べれないのは一番あかんやつ!!お肉が美味しいかは二の次!!

まずレア!!

 

あーあーあー

 

食事は楽しく頂きたいが、今日ばかりは、一噛みごとに恨みが溢れ、悲しい表情で全部頂きました。

 

ご馳走さまでございました。