新年のご挨拶
2017年
新年明けましておめでとうございます。
今年の年明けは、初めて旦那くんと一緒にすごすことができました😚
ボローニャの友達に会いに行って、そのままその旦那さんの友達たちとのcenoneに行ったのですが、残念ながら女性の日と重なり、場所も寒かったので、かなり痛みと戦っていました。
でも旦那くんが終始痛みを気遣ってくれて、ずっと一緒にいてくれて、いろんな話して、なんか、あー夫婦になったんだなぁ、って初めて実感した気がしました。まだ2パーセントくらいですけど笑
やっぱり日本人だから、年末年始を一緒に過ごすことが、家族になった証な気がします。
旧年中お世話になった方々、本当にありがとうございました。
これからも旦那ともども、末長いお付き合いをよろしくお願い致します(*´꒳`*)
natale e capodanno
イタリアのNataleナターレつまりクリスマスは、昔の日本のよう。
家族で過ごす日。
今でこそ年末年始に帰省しない方も増えましたが、わたしは根っからの田舎の家育ちなので、年末年始を実家で過ごさないことは感覚的にありえません。イタリアに住みだしてからは、さすがに無理な年もありましたが、30数年でほんの片手で足りるほどの回数です。
イタリアではその感覚がクリスマスにあたるよう。
あるビデオで見たのがすごく印象的だったのですが、何人かの男女が嘘をついて家族に、『今年のクリスマスは帰らないよ、友達とパーティするよ』て電話するんです。そしたら、電話の向こうのお父さんやお母さんはブチギレ、あるいは泣き出す始末 笑 しまいにはガチャ切りしてしまう笑
でもこれ、なんかいいなーって思いました^ ^
我が家は珍しい方だとは自覚してしてますが、もし年末にそんなこと言った日にゃ父が冷静かつ短い言葉で、
『あほか。帰ってこい。お父さんはゆるさん。』
と言われるに決まってます。
そしてそれに従ってしまうわたし。てか従うもなにもそんなことしようとも思わなかったわたし。
だけど、いま、普通に帰らない人がたくさんいて、親も親戚も簡単にそれを許して、都会の小さな部屋で、おせちもなしに、お正月を感じず、年を越すんですよね。
なんか、あまり素敵に感じないのは、わたしが風変わりな家で育ったせいかな?
イタリアのクリスマス。いいと思う😊✨
だけど、残念ながらわたしはイタリアにいて、今年は彼は仕事で地元に帰れなかったので、友達と過ごしました。
イタリア人の友達はみんな家族と過ごすので、家族の元に帰れない旦那君はすごくさみしそうでした。
だから、日本人の友達をたくさん我が家に呼んで、パーティしました😘
日本人はみんな同じ境遇だからね。家族はいないから😓
そして、イタリアは、日本のように街がカップルモードじゃないので、たとえカップルでいたとしてもなんかさみしく感じるんです。
25日なんて19:30以降は電車ありませんからね笑
みんな仕事せず、家族と過ごす特別な日。
悪くないですよね🌹
第一回 ベニャミーノ・ジーリ国際声楽コンクール
今回のカターニア遠征の目的はこのコンクールでした。
このコンクールは審査員がなかなかすごく、超有名なピエトロ•バッロをはじめ、ヴェローナやレッチェ、そしてトリエステの歌劇場の芸術監督が来るともあって、わたしの師匠たちは、8月からすでにこのコンクールに照準を合わせてレッスンしていました。
しかし実際わたしはカターニアではなくミラノ在住なので、今回のように、身体と精神のコンディションを整えるため、2週間前にカターニアに降り立ったのでした。
結果、2位を頂きました。
そして、来年2月にトリエステのヴェルディ歌劇場で公演されるジャンニ•スキッキのチェスカ役を依頼されました。
イタリアでは歌劇場や野外ですでにオペラデビューをさせていただきましたが、今回はシーズンオペラの出演です。
野外オペラであったり、歌劇場で歌ったり、あもちろん、それを歌わせてもらえることも簡単ではないのですが、企画はいわゆる個人のものでした。
歌劇場では、秋頃に年間公演演目リストが発表され、12月から夏までを1シーズンとするのが普通です。劇場の経済状況により変わりますが、4つから6つくらいの年間公演演目スケジュールが秋頃までに決まります。
今回のトリエステでのオペラ出演は、その年間公演演目の中に入っているオペラで出演なので、所謂歌劇場企画のものになるので、本当に正式に今回がイタリアの歌劇場のデビューになります。
また歌劇場の中でも、A5ランクの劇場のひとつだそうで、かなり大きく、写真を見た限り、内装も素晴らしいです。
楽しみと浮かれていられるのも今だけです。
きちんと準備をして臨みます。
カターニアの朝
最近は毎日不安定な天気が続いています。
それでも雨が止むと、カターニアの青い空が街を明るく照らしてるくれるので、わたしはやっぱりカターニアが好きです。
ミラノより暖かいし🙂
日本はまだそんなに寒くないと、先週日本から来ていたお客様がおっしゃっていましたが、日本て11月中旬でもそんなに寒くないものでしたっけ??
暖冬なんですか?
ミラノは霧につつまれていて、
カターニアは焼き栗の煙に包まれていますよ笑
先日、カターニアの栗を500グラム5ユーロで買い占め、もうしばらくいいわ〜ってくらい食べまくりました。おかげさまで栗への欲求はおさまりましたが、基本最近食欲がやばいです。特にポテチやチョコへの欲求。。たぶん生理前症候群の影響なんですが、、、如実すぎて困っています。
なんてたまには取り止めもない話。
では、BUONA GIORNATA A TUTTI😍
嫁稼業放棄
旦那くん放置で歌の勉強をしに行ってきます。
結婚したんだから、〇〇して、とか全く言わない旦那くん。
わたしがいなけりゃいないで、なんとかします。
しかし、今はかわいそう。
先週から仕事のあとに資格を取るための講座が始まりました。
授業が終わるのは22時。
そこから1時間10分かけて帰ってくるので夕食は毎日23時すぎ。
あまりにかわいそうなので、お昼のお弁当と夜のサンドイッチやパニーノ、そしておやつを持たせています。
この一週間だけでも大変そうだったのに、これから二週間、大丈夫かしら。。
旅を計画したときは申し訳ないな、程度でしたが、実際出発するとなると、罪悪感がすんごい笑
ごめんね🙇♀️
なんとか生き抜いてください🙇♀️
サプライズ…続きの続き
元の飼い主は一応電話には出たのですが、なかなかゴネている様子。
もうこれは逃げられたりしそうだし、この種の嘘をつく常習犯のような反応の仕方をしているらしい。旦那くん曰く。
側から見ていて、
イタリア人相手にバトルってこうするんだ…って冷静に2人の会話を聞いていました。
感情的にではなく、冷静に理路整然と相手を追い詰め、逃げないようにしっかり脅す 笑
と言っても逃げたら携帯番号を電話会社と警察につきだすから逃げないでくださいよ、程度。
普段の草食動物のような旦那くんの底にいるライオンさんを見て少しワクワクしていました⇦馬鹿
最終的には、案の定逃げられました。
最低です。
真偽のほどはわかりません。
もしかしたら、彼にもあやふやな部分があったのかも。なら最初から正直に話せばいいのに。
のんびり構えていられなくなった私たちは急いで対策を考えました。
心底嫌だったのですが、保健所にも連絡。
保健所は、やむを得ない事情がない限り、引き取ることはしないと。つまり、飼い主がなくなったとか、引越しとか。
ただわたしはこれをするくらいなら、飼う覚悟を決めたかった。最終手段…いや、手段ではない。命の放置です。
なんとかならないかと、いろいろなサイトの里親募集のページに書き込みました。
そうこうしてるうちに、隅っこにばかりいた赤ちゃん猫は後追いしたり、遊び出したりと、わたしもどんどん愛着が増すばかり。
辛くなるから早く里親みつけよう。
そうしたら、二組の方が名乗り出てくださり、ある家族が早速面会に来てくれました。
大学生くらいの娘さんふたりとお父さん。
もうすでに猫を買われてるようで2匹目だそう。
猫への接し方もみんなとても優しく(わたしより笑)、無理やり抱っこせず、向こうから来るのをゆっくり待ってあげていました。
お話しながら、少しずつ安心していきました。
こういうとき、1人で行くより、2人以上で行くべきですね。
2度と同じ立場になることはないと思いますが、手放す身としては、やはり次の飼い主さんがどんな方か、とても気になります。
そんなとき1人でより、2人以上で来てくれたら、人間性、家の空気がよりリアルに感じられるので、今回そういう意味でも、後に不安を残すことなく、良い里親を見つけられ、安心しました。
その後も、獣医さんに見せたよ〜。とか、元気に遊んでるよー。とメールをくださいます。
と、このサプライズ…から始まった大事件は、解決に至ったのでした。
はー(。-_-。)
サプライズ…続き
正直、その瞬間は、何も言えませんでした。
ありがとう、とも、なんでわたしに相談せずにしたの!とも
100パーセントの善意の前で、わたしは冷静に自分と向き合っていました。
この子のこの先20年、責任持てますか?
不安がありながらも、きなこ(日本にいる愛猫)ともども愛することができますか?
そもそも、きなこが帰ってくる際、子猫がいたら問題にならないのか?など
連休中だったので、一緒に過ごしながら考えました。
答えはノー。
やっぱり、身分不相応が過ぎます。
きなこは、普通は飼うことが許されない猫でしたが、わたしの実家の存在が、普通の実家の存在よりもかなり安定したもので、つまり、何十年も代々そこにある実家であり、動物は犬も含め猫もいつもいるのが自然でしたし、家族全員、動物好きでもあります。
そんな背景があり、普通ならしない海外で猫を飼うという荒業をしたわけです。一応自覚はあるのです。
しかし
2匹は意味が変わってきます。
きなこだけでも、狂犬病注射、避妊手術、パスポートの申請、健康診断など、すごく大変でしたし、なんせ、わたしの生活が安定していないことで振り回され、今日本にいるきなこがかわいそうで心が痛みます。
それなのに、2匹を飼うというのは、簡単に言うと、救いようのない馬鹿。
さすがに自分に呆れます。
決断したわたしは彼に伝え、飼い主さんに戻すこと決めました。
ここまではいいのです。
上記に平行して、たまたま、子猫にノミがいる気がしたので、獣医さんも受診しました。
そこで言われたことが、飼い主さんが言っていたことといくつか違ったため、わたしたちの中に不信が残りました。
1つは、男の子だと言っていたが、女の子だったこと
2つは、純血のノルウェーキャットだと言っていたが、そうは見えず、ヨーロピアンの混血ではないかとの疑い
上記の不信点をぶつけるべく、飼い主さんに電話する旦那くん。
長くなってきたので、また区切ります。