サプライズ…続き
正直、その瞬間は、何も言えませんでした。
ありがとう、とも、なんでわたしに相談せずにしたの!とも
100パーセントの善意の前で、わたしは冷静に自分と向き合っていました。
この子のこの先20年、責任持てますか?
不安がありながらも、きなこ(日本にいる愛猫)ともども愛することができますか?
そもそも、きなこが帰ってくる際、子猫がいたら問題にならないのか?など
連休中だったので、一緒に過ごしながら考えました。
答えはノー。
やっぱり、身分不相応が過ぎます。
きなこは、普通は飼うことが許されない猫でしたが、わたしの実家の存在が、普通の実家の存在よりもかなり安定したもので、つまり、何十年も代々そこにある実家であり、動物は犬も含め猫もいつもいるのが自然でしたし、家族全員、動物好きでもあります。
そんな背景があり、普通ならしない海外で猫を飼うという荒業をしたわけです。一応自覚はあるのです。
しかし
2匹は意味が変わってきます。
きなこだけでも、狂犬病注射、避妊手術、パスポートの申請、健康診断など、すごく大変でしたし、なんせ、わたしの生活が安定していないことで振り回され、今日本にいるきなこがかわいそうで心が痛みます。
それなのに、2匹を飼うというのは、簡単に言うと、救いようのない馬鹿。
さすがに自分に呆れます。
決断したわたしは彼に伝え、飼い主さんに戻すこと決めました。
ここまではいいのです。
上記に平行して、たまたま、子猫にノミがいる気がしたので、獣医さんも受診しました。
そこで言われたことが、飼い主さんが言っていたことといくつか違ったため、わたしたちの中に不信が残りました。
1つは、男の子だと言っていたが、女の子だったこと
2つは、純血のノルウェーキャットだと言っていたが、そうは見えず、ヨーロピアンの混血ではないかとの疑い
上記の不信点をぶつけるべく、飼い主さんに電話する旦那くん。
長くなってきたので、また区切ります。