カターニアの朝
最近は毎日不安定な天気が続いています。
それでも雨が止むと、カターニアの青い空が街を明るく照らしてるくれるので、わたしはやっぱりカターニアが好きです。
ミラノより暖かいし🙂
日本はまだそんなに寒くないと、先週日本から来ていたお客様がおっしゃっていましたが、日本て11月中旬でもそんなに寒くないものでしたっけ??
暖冬なんですか?
ミラノは霧につつまれていて、
カターニアは焼き栗の煙に包まれていますよ笑
先日、カターニアの栗を500グラム5ユーロで買い占め、もうしばらくいいわ〜ってくらい食べまくりました。おかげさまで栗への欲求はおさまりましたが、基本最近食欲がやばいです。特にポテチやチョコへの欲求。。たぶん生理前症候群の影響なんですが、、、如実すぎて困っています。
なんてたまには取り止めもない話。
では、BUONA GIORNATA A TUTTI😍
嫁稼業放棄
旦那くん放置で歌の勉強をしに行ってきます。
結婚したんだから、〇〇して、とか全く言わない旦那くん。
わたしがいなけりゃいないで、なんとかします。
しかし、今はかわいそう。
先週から仕事のあとに資格を取るための講座が始まりました。
授業が終わるのは22時。
そこから1時間10分かけて帰ってくるので夕食は毎日23時すぎ。
あまりにかわいそうなので、お昼のお弁当と夜のサンドイッチやパニーノ、そしておやつを持たせています。
この一週間だけでも大変そうだったのに、これから二週間、大丈夫かしら。。
旅を計画したときは申し訳ないな、程度でしたが、実際出発するとなると、罪悪感がすんごい笑
ごめんね🙇♀️
なんとか生き抜いてください🙇♀️
サプライズ…続きの続き
元の飼い主は一応電話には出たのですが、なかなかゴネている様子。
もうこれは逃げられたりしそうだし、この種の嘘をつく常習犯のような反応の仕方をしているらしい。旦那くん曰く。
側から見ていて、
イタリア人相手にバトルってこうするんだ…って冷静に2人の会話を聞いていました。
感情的にではなく、冷静に理路整然と相手を追い詰め、逃げないようにしっかり脅す 笑
と言っても逃げたら携帯番号を電話会社と警察につきだすから逃げないでくださいよ、程度。
普段の草食動物のような旦那くんの底にいるライオンさんを見て少しワクワクしていました⇦馬鹿
最終的には、案の定逃げられました。
最低です。
真偽のほどはわかりません。
もしかしたら、彼にもあやふやな部分があったのかも。なら最初から正直に話せばいいのに。
のんびり構えていられなくなった私たちは急いで対策を考えました。
心底嫌だったのですが、保健所にも連絡。
保健所は、やむを得ない事情がない限り、引き取ることはしないと。つまり、飼い主がなくなったとか、引越しとか。
ただわたしはこれをするくらいなら、飼う覚悟を決めたかった。最終手段…いや、手段ではない。命の放置です。
なんとかならないかと、いろいろなサイトの里親募集のページに書き込みました。
そうこうしてるうちに、隅っこにばかりいた赤ちゃん猫は後追いしたり、遊び出したりと、わたしもどんどん愛着が増すばかり。
辛くなるから早く里親みつけよう。
そうしたら、二組の方が名乗り出てくださり、ある家族が早速面会に来てくれました。
大学生くらいの娘さんふたりとお父さん。
もうすでに猫を買われてるようで2匹目だそう。
猫への接し方もみんなとても優しく(わたしより笑)、無理やり抱っこせず、向こうから来るのをゆっくり待ってあげていました。
お話しながら、少しずつ安心していきました。
こういうとき、1人で行くより、2人以上で行くべきですね。
2度と同じ立場になることはないと思いますが、手放す身としては、やはり次の飼い主さんがどんな方か、とても気になります。
そんなとき1人でより、2人以上で来てくれたら、人間性、家の空気がよりリアルに感じられるので、今回そういう意味でも、後に不安を残すことなく、良い里親を見つけられ、安心しました。
その後も、獣医さんに見せたよ〜。とか、元気に遊んでるよー。とメールをくださいます。
と、このサプライズ…から始まった大事件は、解決に至ったのでした。
はー(。-_-。)
サプライズ…続き
正直、その瞬間は、何も言えませんでした。
ありがとう、とも、なんでわたしに相談せずにしたの!とも
100パーセントの善意の前で、わたしは冷静に自分と向き合っていました。
この子のこの先20年、責任持てますか?
不安がありながらも、きなこ(日本にいる愛猫)ともども愛することができますか?
そもそも、きなこが帰ってくる際、子猫がいたら問題にならないのか?など
連休中だったので、一緒に過ごしながら考えました。
答えはノー。
やっぱり、身分不相応が過ぎます。
きなこは、普通は飼うことが許されない猫でしたが、わたしの実家の存在が、普通の実家の存在よりもかなり安定したもので、つまり、何十年も代々そこにある実家であり、動物は犬も含め猫もいつもいるのが自然でしたし、家族全員、動物好きでもあります。
そんな背景があり、普通ならしない海外で猫を飼うという荒業をしたわけです。一応自覚はあるのです。
しかし
2匹は意味が変わってきます。
きなこだけでも、狂犬病注射、避妊手術、パスポートの申請、健康診断など、すごく大変でしたし、なんせ、わたしの生活が安定していないことで振り回され、今日本にいるきなこがかわいそうで心が痛みます。
それなのに、2匹を飼うというのは、簡単に言うと、救いようのない馬鹿。
さすがに自分に呆れます。
決断したわたしは彼に伝え、飼い主さんに戻すこと決めました。
ここまではいいのです。
上記に平行して、たまたま、子猫にノミがいる気がしたので、獣医さんも受診しました。
そこで言われたことが、飼い主さんが言っていたことといくつか違ったため、わたしたちの中に不信が残りました。
1つは、男の子だと言っていたが、女の子だったこと
2つは、純血のノルウェーキャットだと言っていたが、そうは見えず、ヨーロピアンの混血ではないかとの疑い
上記の不信点をぶつけるべく、飼い主さんに電話する旦那くん。
長くなってきたので、また区切ります。
リサイタルa Siracusa
2016, 10/31
ハロウィンの日に、全くハロウィンを意識していないプログラムでリサイタルを終えました。
ソプラノ 山田祥美
ピアノ Alistar Sorley
プログラムは
①Me voglio fa 'na casa (G.Donizetti)
②Duetto di Conte e Susanna dal" Le nozze di Figaro"『フィガロの結婚』より伯爵とスザンナの二重唱
Crudel! Perché finora fammi languir così
③Aria di Conte 伯爵のアリア
Hai già vinta la causa!
④Aria di Magda dal "La Rondine"
『ツバメ』よりマグダのアリア
Chi il bel sogno di Doretta potè indovinar?
⑤Internezzo della "Manon Lescaut" ( pianoforte)
『マノンレスコー』の間奏曲
⑥Poveretto (G.Verdi)
⑦Aria di Lucia dalla "Lucia di Lammermoor"『ランメルモールのルチア』よりルチアのアリア
Regnava nel silenzio
⑧Aria di Macbeth dal "Macbeth"『マクベス』よりマクベスのアリア
Pietà, rispetto,amore
⑨Aria di Nedda dalla "Pagliacci " 『道化師』よりネッダのアリア
Qual fiamma avea nel guardo
⑩Duetto di Silvio e Nedda シルヴィオとネッダの二重唱
Ma con la frusta
(アンコール)
Duetto di Danilo e Hanna dalla "Merry Widow "
『メリーウィドー』よりダニロとハンナの二重唱
Tace il labbro
ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ
本番で感じたこと、見えたこと。これが全て。
いつもこの感覚をベースに持つように。
あぁ、本番は好きです。
明日はリサイタル
順調に準備を進めています!と書きたいところですが、ただいま絶賛迷想中です。
新婚生活、新居住地、自分だけの人生ではなくなった、、など、予想以上に身体は色々反応しているようで、特に最悪な影響を受けているのが、練習環境の変化だったようです。
我が家は大家からも、建物の管理者からも、決められた時間内であれば問題なく音出し可能と言われています。
しかし実際音出しをすると、となりの家の人に壁を叩かれて抗議されたんですね。。さらにちゃんとは聞き取れなかったのですが、◯◯◯◯◯ー!勘弁してくれー!とか叫ばれて…
練習はピアノのあるリビングでしていて、広く天井も高いので自然な響きがあって練習環境として好きなのですが、そのリビングと隣の家の間の壁がとても薄く、さらに隣の家のその部屋もリビングのようで、リラックスタイムを騒音によって壊されたくないのかまぁ抗議がすごくて、、、
それでもこちらも仕事ですから、声は出し続けるわけです。
そうするとだんだん諦めてくれ、壁を叩くのはもうなくなりました。が、テレビの音量をすごく上げたりと、音出しをよく思っていないのは明らか。。
そんな生活を1カ月続けていたせいか、声を抑制しだし、また自分の声が美しくない、嫌いだと感じるようになってしまいました。
自分の声は他人にとっては騒音なんだ、と。
またいまは壁越しですが、いつかチャイムを押されて、直接クレームが来るのではないかという怯え。
普通に練習しようとしても、やはり身体はこわばり、息のスピードも落ち、不安で迷うような歌い方になってしまいました。
1カ月半前、かなりいい方向で先生とレッスンを終えただけに、いまの違和感が心地悪くて、嫌悪もあり、、
こんな自分の中の異変に気付いたのはリサイタル3日前のレッスン中。
そこから上記の理由を絞り出し、なんとか軌道修正。
なんとか前日にはかなりリラックスできたところまで戻しました。
ふ〜。